ウンチが出ないー!!

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実家に行くと、最近は アイちゃんの部屋へ行くより先に どうしても畑に足が向いてしまう(^_^;)

今 まさに 畑はパラダイス状態!!

トマト ナス キュウリ、、、とピカピカの野菜たちが、「私を 採ってくれ」とばかりに 熱い視線を送ってくるのだ。

私が待ち望んでいる スイカ とメロンも 収穫時が近い。

メロンは トシちゃんの秘蔵っ子なので、なかなか撮影許可が下りないので、スイカを紹介しよう!

さて、何個 写っているか わかるかなーっ?! \(^o^)/




スイカ 
▲  スイカ  ( こだま もあるよ ) 何個 確認できた?



ギボシ
▲  ギボシ






それなりに 順調な在宅介護生活を送っている アイちゃんと トシちゃんなのだが、ここにきて また新たな問題が出てきた。

アイちゃんの ウンチの出が、鈍くなってきたのだ。


「お父さん、 昨日 お母さん 便 出た?」

「いや、もう一週間出てない。」

「そりゃ あかんなあ、、。」

ここ 最近は、 実家に行って 最初のトシちゃんとの会話は、もっぱらウンチ談議である。



訪問看護の日に、いつも 肛門付近の便は 看護師さんが掻き出してくれる。

手袋を二重にはめて、肛門の周りにゼリー状のワセリンのようなものを塗って、掻き出してくれるのだ。

すると、その日のうちに、( 腸が刺激されるのか )必ず自力で便が出ていた。

ところが、それも出なくなった。


そこで、入院中にもらっていた、ラキソベロン と言う 腸の動きを促す液体を 使ってみた。

看護師さんに聞いたところ、 危険な薬ではないので、症状を見ながら、 注入する量を調節すればよいとのこと。

最初は、5、6滴からはじめてみて、だいたい10滴が、アイちゃんの腸に効くことがわかった。

そうやって、1,2、ヶ月は、順調にすすんでいたのだが、 またまた、出が悪くなってきたのだ。



車椅子に座る時間を、長くしてみたり、 入浴後や、リハビリの先生に下腹部をマッサージしてもらったり、 主治医に 便を軟化させる薬を もらったり、、、、、アイちゃんの、ウンチング作戦を いろいろ敢行してみたのだが、もひとつ効き目がない。



ある日、昼の経管食注入を していると、 アイちゃんが やたら、溜め息をつく。

「どうしたん? お腹が 苦しいん?」 と聞くと

訴える様な目を私に向けて コクンと頷いた。

「そうやなあ、お腹 苦しいなあ。 今日は、もう ごはん入れるの このへんでやめとこな。」

アイちゃんは、ホッとしたように 頷いて眠りだした。

いつもの、半分ほどの量だったが、 やめてて良かったと思う。

元気で、普通に身体を動かしている者だって、便秘はとても辛い・・・・らしい。
( 恥ずかしながら 私は、生まれてこのかた 実は便秘というものを経験したことがない (^_^;) 



知り合いの ヘルパーさんたちに聞くと、 もっとラキソベロンの量を増やしてもいいのでは? 20滴くらい使っている人もいるよ  とアドバイスをしてもらったので、 トシちゃんと相談して、 一気に15,6滴にしてみた。

ナ ナ ナント!! すごい!

ウンチが 出るは 出るは!!!  一日に 3,4回 軟便が お出ましになる! \(^o^)/

トシちゃんも 私も ビビりなもんで ラキソベロンを大量に使うのが、どうも怖くて 敢えて 避けていたのだが、 この素晴らしい ウンチの山と 晴れやかなアイちゃんの顔を見ると、嬉しくて嬉しくて (●^o^●) 。




こうして、 また 平穏な日々が 戻ったのである。


余談ではあるが、 ええカッコしいのトシちゃんは、 ラキソベロンを使う日を、 実によく考えていて、訪問○○ とかがある日や、往診のある日に排便日が当たらないようにしている (笑)









おっちゃん

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梅雨には、やはり 紫陽花が似合う。

実家には、いろんな紫陽花が咲いている。

額紫陽花も可愛いが、私が大好きなのは、白い紫陽花。

真っ白な額の中に 遠慮がちに水色の小さな花が咲いている様は、泣きそうになるくらい いじらしい。

今年も 咲いてくれたので 紹介しよう (^^♪

それと もう一つ、 花ではないのだが 息子が可愛がっている、たくさんの(トンボの幼虫)が、次々と 羽化していくので、今日 羽化したものを、ぜひ紹介しよう!!

それはそれは 渾身の力を振り絞って羽化し、見事 巣立っていく姿は、美しい!! 




アジサイ
▲  アジサイ




トンボ
▲  トンボ ( リスアカネ )   羽化殻と共に・・・






天気が良かったので、 トシちゃんにお願いして、アイちゃんと 何か月ぶりかの散歩に出た。

散歩と言っても、いきなり長時間は心配なので、30分程 庭先で 過ごしたというだけだが。

アイちゃんにとっては、 すごい刺激だったようで、 午後からの訪問看護の時、看護師さんに笑いかけるは  話しかけるは 帰られる時にバイバイしようとするは で、 看護師さんも私も 嬉しいビックリだった。



その、アイちゃんが庭先にいる時のこと・・・。


「ねえさーん!!」 と 畑の向こうから おばちゃんが小走りにやってきた。

「おばちゃん、 走らんでも お母さん逃げへんでぇ(笑)」 と 冗談交じりに言うと

「そやかて ねえさん、この頃 外へ出てきてへんから、心配しとったんやんか。」

「一日中 寝てる日の方が 多なってきたからなあ。」

「しようないわ、 だんだん そないなるわ。 私とこも そうやった。」

そう言って、 この アイちゃんより10歳ほど、年若いおばちゃんは、アイちゃんの頭を、愛おしそうに、撫でてくれた。

アイちゃんも 何となく記憶に残ってるのか、ジーッと顔を見つめていた。



そこへ、1台の自転車が、庭の横の道を通り過ぎて行った、、、かと思うと、急ブレーキをかけて止まり、自転車を押しながら こっちへ戻ってきたではないか。

そして 「なんや! 元気そうやないかいな。」 と 声をかけてくれた。

その おっちゃん こそ、 トシちゃんが、幼い時から 兄のように慕い、85歳になった今も、何かある度に、(いや、何もなくても ) 会いに行っている 唯一 愛すべき 親友である。



おっちゃんは、トシちゃんより 3歳年上なのだが、気も若く 体つきも若く 4年前に、息子に止められるまで、バイクに乗って、ブイブイ走っていた。 



今でも、思い出すと 可笑しくて吹き出してしまうのは、、、

そう その4年前、アイちゃんを、整形外科医院に車で連れて行った時のことだ。

おっちゃんも、この日は 外来に来ていた。 

アイちゃんが
「にいさん、 どこか 具合が悪いんでっか?」 と聞くと、

「そうなんや  腰が痛うてな、足まで痛みが来だして、こらぁもう 医者に行かなあかん思てな。」

「やあそう?!  それやったら ここへ来てのも 大変でしたやろ?」

コミュニティーバスに乗るのも バス停まで歩かなあかんしなあ、 自転車では遠いし、足痛いしなあ、、それで、 単車で来たんじゃ。」

「へっ?!!」

思わず アイちゃんと私は、同時に「へっ?!」と発してしまった。

バスや自転車は無理で単車はOKって?  どないやねん???

「おっちゃん 腰大丈夫やったかー!?  余計ひどくなったんとちがうん?」

「エンジン かけたら すぐ着くからな。 

まあそうなのだが、 、、、 って

「バイク もう 乗ったら だめだったのでは?」

「息子が 仕事で おらん間に ちょっと来ただけやでな。」

「言うてくれたったら、いつでも車出すから、もう バイクはやめなな?」

「おおきに おおきに  もう乗らへん(笑)。」

とまあ けっこう 豪快なおっちゃんなのだ。




そんな おっちゃんも 昨年、 農作業中 怪我してからというもの、 少し元気がなくなった。

久しぶりに見る、今日のおっちゃんは  気のせいか ずいぶん、老けたような気がする。

おっちゃんの話し声を 聞きつけたのか、 植木の剪定をしていたはずのトシちゃんが、いつの間にか やってきていた。 ( 愛しい人に会ったような満面の笑みをうかべてね (*^_^*) )


「わし もう腰が曲がってしもてな  あかんわぁ。」 と おっちゃん。

「コルセット しとってんか?」 とトシちゃん。

「うん コルセットしとうから まだ腰がしゃんとしとうように 見えるだろ?  風呂でも 入ろ思て 外すだろ、ほんなら 忽ち オジイみたいに クニャッと曲がってしまうんじゃ。」

おっちゃん  88歳になっても まだ自分を オジイだと思ってないところが すごい! (@_@;)

トシちゃんが、  アイちゃんが 最近は寝てばかりで、がないと言うと、

「寝てばっかりでも、生きて おってくれるだけ、ええがな。 わしみたいに、連れに 先立たれてみな。 がないどころちゃうで、 淋しいもんやでぇ。」 と励ましてくれた。

「そやなあ 元気で おってやらな しょうないなぁ。」

「そやで まだまだ 元気張っとかなしょうない、 若いもんに 心配かけられんでな。」


この二人の会話を 聞いていると、 大正や、 昭和一桁生まれの人って、何て 逞しいんだろう! と 頭が下がる。

たかが、50歳半ばで、 もう年やわ なんてことは二度と言うまい 言うまい。



今日は、 幾つになっても 親友がいるというのは、ありがたいことなんだと 実感した日だったなぁ (^.^)

そうだ そうだ!  もうすぐ 私の親友の命日だ。 好物の スモモを持って会いに行こう (●^o^●)




エレバンフィルムが大活躍!

介護 comments(0) trackbacks(0) アズキ姫
田舎で 生まれ育った者は、 土や風だけでなく 花の香りや色で 季節を感じたりもするようで、、、。

「あそこへ 行ってみな、  今年も ピンクのあの花 咲きだしたぞ。」

トシちゃんの この言葉で、どこに咲いている どの花かがわかる私も やっぱり 根っからの田舎育ちだ 。  (*^_^*) 



アルストロメリア
▲  アルストロメリア ( 百合水仙 )




スイレン
▲   スイレン
 




実家に 介護に行った日は、姉も私も  その日のアイちゃんや トシちゃんの様子とか、 洗濯しておいたもの、 補充が、必要な用品などについて、お互い メールを入れるようにしている。


今日の 姉からのメールに

「訪問入浴の時、右足の小指の 床擦れ を発見しました。 ガーゼを巻いてます。」 とあった。

足指に床ずれ・・・?

はて? 一体全体 何故 そんな箇所にできたのかな?

、、って 初床擦れ ではないかいな!!?

この3年近く、ベッドと仲良しのアイちゃんの、唯一の自慢は 「床擦れ がない!」 だった。

トシちゃんも、 ちっちゃいことかもしれないけど、 そのことを 結構 励みにして 介護を頑張っているのだ。

床擦れを発見した時の、トシちゃんの ショッキングな顔が 今 どupで 目の前に浮かんだ (@_@;)     
      



翌日 実家に着くと私は、アイちゃんに おはよう を言いながら アイちゃんの右足の靴下を もう脱がしにかかっている。 (^_^;) 


ああ、、これか?  

右小指の右側面が縦楕円状に赤紫 いや赤茶色?に変色して、少々 擦り向けて ジュクッとした感じだ。

トシちゃんは、

「なんで こんなとこにできたんやろ。」 と独り言のようにつぶやいていた。

ちょっと ガッカリはしていたけれど、思ったほどではなかったので 一安心。




今日は 丁度 訪問看護の日だったので、早速、看護師さんに、指を見てもらった。


「あー これね。 右下にして寝とってのことが多いから、同じ部分ばかりが圧迫されていたんやろねえ。
アズノール か オロナインを塗ってガーゼ巻いておきましょか。」と言って 処置をして下さった。

それから、右向きに寝ている時も 直接 布団に接しないないように、右足首の下に タオルをまるめて挟むこともしてもらった。


背骨や 骨盤のところ、 お尻にも 出来易いのでね、 赤くなってるなと思われたら、こういうフィルム状の大判の絆創膏 (エレバンフィルム) を貼ってあげておけば、大丈夫!  何枚か置いておきますね。
あっ、 サランラップでも代用できますよ。 要は 水分を含んで蒸れないようにすればいいということなんです。」 と教えてもらった


そうか! そういうことか。 

ウンウン、 なるほど オロナインも サランラップも 納得 納得。 (^−^)



こまめに ガーゼを替えて 清潔にしたおかげで、思いのほか早く 乾燥して治った。

やれやれ ・・ ホッ (^o^)




アイちゃんは、 3食 バランス良い経管食を摂っているお蔭で、 床擦れにも なり難いのだと思う。

アイちゃんが、太って、巨大化していっても、 便が自力で なかなか出せなくなっても、 やはり、 他のそういう面があるから、食事の一定量は 下回れないのだ。
今は、一回 300KCalずつ 3回で、 一日900KCal 、、、、 ギリギリの線かな?




徐々に徐々に、エレバンフィルムの出番が増えている。

サランラップは、うまくピタッと密着して貼っても、取れ易いので、やはり 「エレバン様〜!!」である。

いつかは、エレバンも効かなくなるのだろうけど、 こわーいこわーい 床擦れキング と闘ってくれているエレバンマンを 今は応援しよう!! (^o^)/


 

訪問○○ あったらいいな

介護 comments(0) trackbacks(0) アズキ姫
ブルーベリーが実を付け始めた。

今はまだ緑色だけど、やがて紫紺の実になるのが 待ち遠しい (^^♪

心なしか ヒヨドリも 今日は賑やかに啼いているような・・・・・・・(^−^) 




ブルーベリー
▲  ブルーベリー




アブチロン
▲  アブチロン ( 幅広型 )






介護保険制度が確立し、介護サービスも 年々充実してきて、介護する者にはありがたい限りである。

なのに・・・人間とは欲深いもので、、いや私はよほど欲深にできているのか、こんなサービスもあったらいい  あんなサービスもあったらいいと 思ってしまう。

アイちゃんが、ほぼ寝たきりになると 余計そう思ってしまう。



現在、 訪問入浴 訪問看護 訪問リハビリ を利用させてもらっている他に、半年に一回 訪問散髪に来てもらっている。

後、一つ二つ あって欲しいと思うのが、訪問耳鼻科 と 訪問痰吸引 だ。


病院へ連れていけば済むことなのだが、寝たきりの者を 外来に連れていくというのは、想像以上に大変なことなのだ。

介護タクシーを予約して、体調管理を しっかりして 万全の態勢でいても、当日タクシーの中では 何が きっかけでを詰まらせるやもしれず、ハラハラ ドキドキしながら付き添っていく。

そんな 弱々しい気持ちで どうするの! と 介護経験者の先輩方から お叱りを受けそうだが、 正直、まだまだ私は肝が座ってくれないのだ。



訪問看護の時に、耳掃除をしていただく。

アイちゃんは、元気な時から 耳掃除を極端に嫌がっていた。

そのため、 耳だれが よく出る。

熱を出すほどではないのだが、たぶん中で 炎症を起こしているのだと思う。

痰も、日増しにひどくなっていく。

顔を 横向けにして 見える範囲の痰は こまめにとっているのだが、これまたアイちゃん、口を素直に開けてくれないので、溜まる一方だ。


介護未熟な私は、訪問耳鼻科や、訪問痰吸引師 (そんな専門家は いない だろうな )が あってほしいとやっぱり考えてしまう。



つまるところ、 人に頼ってばかりの この性格、 あんた自身を直しなさい! ということか (>_<)


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