おかえりなさいアイちゃん
02/29Wed
介護 | comments(0) | trackbacks(0) | アズキ姫 |
一つの目標が達成されると、それまでの過程が 随分 愛おしく感じられるものである。
退院の日が近付くにつれて、アイちゃん部屋の中も整ってきた。
エアコンの調子 よーし!
箪笥の中身 よーし!
介護に必要な、常備品、すべてよーし!
ベッドに入っているアイちゃんから、外庭の花や景色が よく見えるようにと、ベッドを置く位置を 引き戸に対して垂直に、出来るだけ窓に近く、でも介護し易いように 人一人通れるスペースは空けて、置くことにした。
ベッドの長さが、部屋の奥行きギリギリいっぱいなので、片開きのドアを残しておいたことが 大変役立つ。
その 人一人通れるスペースに行くのには このドアしかないからだ。
トシちゃんの、読みが当たったということだ。
全て整ったアイちゃん部屋を見渡して、満足に浸っていた私だが、横にいるトシちゃんの顔が何故か暗い。
おいおい、トシちゃん ここは笑顔のとこだろ?
「ベッドのシーツ 他のやつ 無いんかい?」
突然 そんなことを聞いてきた。
「新品の綺麗なやつ これしか無かったで。」
「違うやつ 買ってきてくれ。」
「べつに ええけど、何でまた?」
「これじゃ 気色悪なる。」
トシちゃんに そう言われて、改めてベッドを見てみた、、、、、、あっ!・・・・・・・納得!
そうなのだ。 私が新品で綺麗と思って 掛けたシーツは、少し光沢のある白いシーツ。
おまけに、枕元あたりに、白糸で大きな菊が刺繍してあったのだ。
デリケートなトシちゃんは、それを見て、有らぬ想像をしたようだ。
プッ!と吹き出しそうになるのを我慢して、自分のデリカシーの無さを反省 (ー_ー)!!。
急いで 淡いピンクのシーツを買ってきて、掛け替え 一件落着!
そして、いよいよ晴れて退院の日。
お世話になった、チームアイちゃんのスタッフの方々に御礼を言い、介護タクシーに乗ったアイちゃん。
今回は道のりが短いので 車椅子のまんま乗り込んだ。
付き添いは 今回も姉。
(姉はこの二か月間 一日置きに 片道3時間もかかる このリハビリセンターへ、通ってくれていた。)
トシちゃんは、アイちゃん部屋を暖めておくのだと、家で帰りを待っている。
最初に見た時 桃源郷のようだと言った街。
この街が見えなくなる最後の交差点をまがると、訳もなく 嬉しさがこみあげてきた。
さあ 着いた!
トシちゃんが予想通り玄関先に 立っている。
喜びを隠しきれない様子で、アイちゃんの車椅子を押して部屋へ入っていく。
(待っている間 きっと鼻歌でも歌っていたに違いない (^−^) )
センターで習ったように アイちゃんの胸元に入り込むように介助して トシちゃんは上手に車椅子からベッドに移行していた。
「おかあちゃん おかえり、 もう どっこも行かんでええんやで。」
トシちゃんが そう言うと アイちゃんも ここがどこか少しわかったみたいで、
「帰って来たんか?」
と 聞き返しながら、目をキョロキョロ動かして 辺りの様子を見ていた。
そうだよ おかえりなさい アイちゃん!!
さーて! いよいよ 在宅介護が始まるよ!!!
退院の日が近付くにつれて、アイちゃん部屋の中も整ってきた。
エアコンの調子 よーし!
箪笥の中身 よーし!
介護に必要な、常備品、すべてよーし!
ベッドに入っているアイちゃんから、外庭の花や景色が よく見えるようにと、ベッドを置く位置を 引き戸に対して垂直に、出来るだけ窓に近く、でも介護し易いように 人一人通れるスペースは空けて、置くことにした。
ベッドの長さが、部屋の奥行きギリギリいっぱいなので、片開きのドアを残しておいたことが 大変役立つ。
その 人一人通れるスペースに行くのには このドアしかないからだ。
トシちゃんの、読みが当たったということだ。
全て整ったアイちゃん部屋を見渡して、満足に浸っていた私だが、横にいるトシちゃんの顔が何故か暗い。
おいおい、トシちゃん ここは笑顔のとこだろ?
「ベッドのシーツ 他のやつ 無いんかい?」
突然 そんなことを聞いてきた。
「新品の綺麗なやつ これしか無かったで。」
「違うやつ 買ってきてくれ。」
「べつに ええけど、何でまた?」
「これじゃ 気色悪なる。」
トシちゃんに そう言われて、改めてベッドを見てみた、、、、、、あっ!・・・・・・・納得!
そうなのだ。 私が新品で綺麗と思って 掛けたシーツは、少し光沢のある白いシーツ。
おまけに、枕元あたりに、白糸で大きな菊が刺繍してあったのだ。
デリケートなトシちゃんは、それを見て、有らぬ想像をしたようだ。
プッ!と吹き出しそうになるのを我慢して、自分のデリカシーの無さを反省 (ー_ー)!!。
急いで 淡いピンクのシーツを買ってきて、掛け替え 一件落着!
そして、いよいよ晴れて退院の日。
お世話になった、チームアイちゃんのスタッフの方々に御礼を言い、介護タクシーに乗ったアイちゃん。
今回は道のりが短いので 車椅子のまんま乗り込んだ。
付き添いは 今回も姉。
(姉はこの二か月間 一日置きに 片道3時間もかかる このリハビリセンターへ、通ってくれていた。)
トシちゃんは、アイちゃん部屋を暖めておくのだと、家で帰りを待っている。
最初に見た時 桃源郷のようだと言った街。
この街が見えなくなる最後の交差点をまがると、訳もなく 嬉しさがこみあげてきた。
さあ 着いた!
トシちゃんが予想通り玄関先に 立っている。
喜びを隠しきれない様子で、アイちゃんの車椅子を押して部屋へ入っていく。
(待っている間 きっと鼻歌でも歌っていたに違いない (^−^) )
センターで習ったように アイちゃんの胸元に入り込むように介助して トシちゃんは上手に車椅子からベッドに移行していた。
「おかあちゃん おかえり、 もう どっこも行かんでええんやで。」
トシちゃんが そう言うと アイちゃんも ここがどこか少しわかったみたいで、
「帰って来たんか?」
と 聞き返しながら、目をキョロキョロ動かして 辺りの様子を見ていた。
そうだよ おかえりなさい アイちゃん!!
さーて! いよいよ 在宅介護が始まるよ!!!